でっかくて、キラキラしていて、かっこいい。子どもの頃から、ずっとそう思いながらトラックを眺めてきました。父が経営してきたヨシノ自動車は、私の生活の一部であり、遊び場でした。そこには、いろんなメーカーのいろんなトラックが出たり入ったり。そして、そんな大きなトラックを整備したり、きれいにカスタマイズしたりするメカニックの人たちがいて、私はいつも目を輝かせて、憧れのトラックを見ていました。

 

今も、ヨシノ自動車で働く社員の子どもたちが会社に遊びにくると、きれいなデザインのトラックを瞳を輝かせて見つめていることを私は知っています。でも、学業を終えて社会に出る頃になると、トラックに関わる仕事がしたい！と考える人は数えるほどになってしまいます。相変わらず、トラックを眺め、トラックをカスタマイズして、うっとりしている私からすれば、こんな状況がなんとなく悔しいのです。

 

父である会⾧が大切に経営してきたヨシノ自動車は、あらゆるトラックを扱い、世界のトラックショーで注目されるカスタマイズを施し、確かな整備と誠実なビジネスで、トラックの総合商社として信頼を勝ち得ています。これからは、父から会社を引き継いだ私の手で、私が子どもの頃に憧れていたトラックのキラキラとしたかっこ良さを取り戻したい。大げさに言えば、トラックの復権を目指しています。

 

木更津に敷地面積2000坪のプロジェクト『トラックランド』を建設しているのも、そんな取り組みのひとつ。ここでは、お客さまがワクワクしながら新しいトラックを試乗し、社員たちがチームワークを発揮して仕事を進め、遊びにきた子どもたちが「トラック大好き！」と声をあげてくれる。なんだかトラックを中心に、私の夢は広がるばかりです。ただ儲かるからってビジネスをしているなんてつまらない。自分が楽しめる仕事で、みんなに喜んでもらいながら、たくさんの人に夢を届けていく。そんな仕事を一緒にしませんか。